○JR西日本の事故により、ATCの重要性が再認識されました。各社は、最新のデジタル式への変換を進め、大幅な増設を急ピッチに進めています。長岡市の某社では、ATCに内蔵する部品を製造しています。1個のATCに10個近くも必要とする超精密部品です。
おかげで、昼夜を問わない繁忙を来していると聞きました。きっと、好業績をあげていることでしょう。
○そのような先端的な製品を作り出す、"ものづくり"長岡です。しかし、ATCの部品製造は時代の寵児としても、一般市民の目に触れることは、少ないでしょう。このようなケlスが多いためでしょう。長岡の工業製品の詳細は、余り知られていないのも事実です。
長岡は"ものづくり"の伝統を育む工業都市なのでしょうか。それとも"長岡商人"の名前が示すように商業都市なのでしょうか。
あるいは農業都市なのでしょうか。
○長岡は、城下町の伝統を伝えるとはいえ、残念ながらお城の遺構も無く、城下らしい面影を2度の戦火で喪ってしまいました。そのためでしょうか。都市のイメージは、実際の生活感覚で考えた場合、多少曖昧になっているかもしれません。
危機感は行動を呼びます。長岡の活力は、自らの力で盛り上げていかなければなりません。意欲的な企業経営者達は、議論を重ねました。
○"ものづくり"に必要な高度な技術は、長岡に集積しています。しかし、その情報はオープンにはなっていないかもしれません。地域内で受注をこなすことができれば、時間もコストも節約でき、他の産地に対して競争力が高まります。
一品の受注には、高い・遅い・品質が悪い。量が多ければ悲鳴をあげる。中小企業特有のパターンは、企業と企業の連携(産産連携)のなかで解決できるはずです。
このような技術集団を組織化できれば、大量発注や大型発注に対応できます。大型の設備投資も可能になります。
○その結果生まれたのが、「長岡産業活性化協議会」(NAZE) です(Nagaoka Activation Zone of Energy)。NAZEは、自社のみでの対応には限界があるとし、長岡圏域の企業が協調し、連携して地域の活力を導き出すことを目指しています。
実現には、新潟県が行ってきた「アクションプラン」の応援がありました。このプランは、新潟県の産業構造のなかで中心的な役割を果たす地場産業に活をいれ、地域経済の発展を促そうとするプロジェクトです。
その第2次の対象地域に当地が選ばれました。長岡圏域は、新潟県の有力な"ものづくり"の生産基地です。「アクションプラン」は、ここに資金を投入し一段と高いレベルでの発展を図ろうとしています。
○時代は、"モノからココロ"へといわれています。このため"ものづくり"は、単なるモノではない製品を生み出さなければ、競争には勝てません。モノからココロをつなぐ連結器の役割を果たす"知恵"が必要です。
NAZEは、そのような"知恵"のシステムとして、役割を担うことになるでしょう。
その活躍に期待したいものです。
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